シマリスの赤ちゃん。


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今日、猫のハチベエがリスを穫ってきました。

とっても小さいやっと毛が全部生え揃ったような赤ちゃんリス。

もう、どうしたらいいもんか、と、外の低木の上に放ちました。

放す、というよりそっと置いた。

動かない小さなリスを。

 

そして家に戻った私。

家の中にいても聞こえてくる母リスを呼ぶ その子リスのSOSの高音のピィィーーーーーっていう鳴き声。

どうしよう。

どうする自分。

連れ戻そうか......どうしよう。

その時 子リスのピィィーーーーーの鳴き声が移動して聞こえました。高速移動。

ピィーーーーーっがこっちからあっちへ動くっつうの?

親リスが迎えに来て咥えるかなんかして連れてったんだわ、ああああ良かった。とほっとしたんですけど、

もう一回ハチベエが口にくわえて持ってきたんですよ、家に。

あああ、お前かいハチベエ。もうう。

とすぐさまハチベエを引き離し、子リスの様子をよく見てみました。

無傷だ。

ハチベエそっと優しく扱っていたんだね。

 

手に取って頭ナデナデする。かわいいだ。

なんてかわいいんだろう。

だが体温落ちてる。温めないとだめだ。

素焼きのちょい深い入れ物に綿の小さな布を敷いて子リスを入れたら潜りたいらしく布を両手でカシカシする。

 

ああそうだ。

とキッチンペーパーを細切れにして子リスの上にふんわり掛けて見たら、とっても快適そうにしている。落ち着いてウトウトし始めた子リス。

で?  どうすんの??自分。

たまに目を開けて、私を見て、また眠る子リス。

で? だからどうすんの?自分。

 

ミルクだ!!! この子に温かいミルクを!!! ペットショップへ行こう。

 

まず、リスちゃんが眠る入れ物を猫の手が届かない安全な安定した場所に置かなくてはならぬ。

どこだ?

あそこか?いやこっちのほうがいい。

と結構すったもんだした挙げ句、クローゼットの中に置き、ペットショップへ走る。

そりゃそうだ、そこには犬と猫用のやつしかない。

猫用赤ちゃんミルクを買うも、それを与える道具、売ってない。どうすりゃいいのだ、わしは。

そうだ、アニマルレスキューへ行くど。

 

(こうゆう時って、このリスの写真撮ろうっていう気にはならないんですよね、気持ち的に余裕なくて。

ちょっと手を離したら猫にやられるかも。っていう状況でもあって、リスの入った素焼きの入れ物を抱えて付きっきりだったんですよ。)

 

電話したらオッケーってことで、素焼きの入れ物に入れたまま たすき掛けバッグ内に固定して入れ、バイクで走る。

さっき買った猫用ミルクはアニマルレスキューに寄付しよう。

20分くらいの距離を走り到着。

おおお小さいねーって言われ、無傷であることを確認。

二人が対応してくれていた、その内の一人は、もう子リスに夢中になっている。目がハートマークになってる。

だって、こんなにかわいいんですもんね。そりゃそうだわ、あなた。

赤ちゃんでも立派なクリーム色の3本線が背中に入っているシマリス

 

 

ああ、良かった。この子は愛されて大きくなるわ。

ちゃんとしたミルクを与えると言っていたので安心だわ。

体温が下がってるのですぐ温めてと言うと、体温十分にあると言われ、触るとホントだ! さっきより断然上がってる!!!良かった! 

いつでもこのリスの様子を見においで。とも言ってくれて、嬉しい。アタイ嬉しい。

ちゃんと保護してくれる人たちなのね。安心だわ。ああ良かった。

自分が用意した入れ物ごと預けてきました。

リスちゃんが安心できるちょうど良い入れ物で、あのまま素焼きの入れ物がリスちゃんのベッドになってくれるそうで良かった。ふんわりのってるキッチンペーパーの細切れもまた良いらしくそのままに。

 

というか自分、すでに情が移っちゃってもう後ろ髪引かれる想いで帰ってきました。

 

赤ちゃんパワーってすごいですね。皆を虜にするんですよ。

あの子がいっぱい愛されてちゃんと育ちますように。