野良時代のなごり。


f:id:minojix:20210121181859j:image
 このハチベエはうちに来たときはすでに成猫で

それまでは生粋の野良猫でありました。

 

それ故、人間がコワい。超絶コワい。

 

勇気を振り絞って、ご飯係兼諸々の雑務係の私にだけは、かろうじて心を開いてくれています。

しかし、私が何かしらの長い棒状の物、

例えばホウキを手にした時は、この私からも逃げます。

ホウキを持った瞬間、ビクっとして、ぴゅーーーーって遠くまで走り逃げます。

ハチベエのドキドキが伝わってくるほど。

 

野良時代、人間に棒で追い払われたり叩かれたりした怖い経験があるのでしょう。

4年くらい共に暮らしていますが、今でも反射的に逃げるほどの恐怖。

 

ハチベエは あまり主張もせず鳴きもせず

ただ静かにそこに居る。

子猫の頃から私と一緒に居るキーマは、それはもう自己主張の「にゃああああーーーん」がよく出ていますが、ハチベエは静か。

 

 同居を始めた頃は、人間が作ったおもちゃでどう遊んだら良いかもわからず、でもやっと人間(わたし)が動かすジャラシや紐で遊ぶようになってきて、

でも一番楽しいのはキーマとの追いかけっこで、

やっぱりキーマのことが大好きで大好きで、ってゆうハチベエ

給仕係の私ではなく、ほんっとうにキーマが大好きなハチベエ

そんなふたりを見ていると、かわええてかわええて、涙が出そうなほどこのふたりが愛おしゅうてもう、

もう、どうしたらいいかわからんほどの愛が溢れてくる。

 

というお話。

 

 

 

 

ではまた。