言わなければならない世界から来た。


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こんにちは。

 

 私は20年以上の間、インドで生活をしていました。

そこは全てにおいて言わなければならない。という人間関係で、

言わなければ、どんどん不利な状況になっていく環境でした。

日本では、そんなことわざわざ口に出して言わんでもわかるじゃろという状況で、

不利になること無くやっていけますが、インドではそれではだめでした。

というか多分、日本国以外の国ではだめでしょう。

言わなければならないのです。ことごとくを。

 

そんな環境から帰国した私。

「言い過ぎている。ここは日本なのに言い過ぎている。

言わなくていいのに言い過ぎている。やばいわ。ちょっと調整していかないとだめだわ。

ここは日本よ、落ち着いて。」

と反省と共に心の中で自戒する場面がございました。

 

 そして昨日、中国人の女性がスーパーの入口で、スマホ片手に中国語でもんのすごい大声で怒鳴り散らしておりました。

これを横目に私は思ったのです。

「そうなんだよな、そこまで怒ってまくしたてないと理解してくれない人間を相手にしてるんだもんな。

日本人相手ならそこまで主張して解らそうとする必要がないもんな。

穏やかにちょこっと言うだけでわかってもらえるもんな。

または言わんでもわかってくれたりするもんな。

この違いよ。これなのよ。

わし日本人で日本に住めていてよかった。」

と同情にも似た感情をその中国人に持ったのです。

 

それほど日本国の日本人は他を察する能力がハンパないですし、

全ての状況、状態で、もうすでに相手の立場になったサービスが行き届いているし、それが当たり前だし、こんなの日本だけ。

これすごいことなんですよ、世界的に見て。

私は感動します。すばらしい。

 

 逆に日本以外の国で世界を相手に渡っていくなら、ことごとくを口で言えるスキルがまず必須ということですね。

 

 

 

 

ではまた。