ここ2ヶ月くらい前から一匹のノラ猫がやって来ます。
ノラにしては状態はそれほど悪くないようです。
ノラ猫が室内に入ってきたことに気づかずにいたワタシ。
びっくりして外へ出そうとしたらハチベエが来てノラ猫と大喧嘩ですよ。
お互い取っ組み合って引き離すのに大変でした。
ノラちゃんのしっぽを掴んでぐいっと引き離し、そして窓から外へ出す。
生まれてはじめて猫のしっぽを持って猫を持ち上げるという行為をしたワタシ。
そんな自分の行動にドン引きしましたが、とっさに両者を離す際、そうするしかありませんでした。
持ち上げた時のその猫の軽さに心が痛みました。
振り返るとキーマが
「嫌ぁぁねえぇぇ男子って。ほんっと野蛮だわ。」
というお顔をしておりまして、
2匹の猫の取っ組み合いからのワタシのすったもんだ具合まで一部始終を眺めていたご様子でした。
ハチベエはその後、ワタシがちゃんときれいに拭いたり、傷に薬塗ったり、ご飯あげたり抱きしめたり、という、いたれりつくせりケアができましたが、
その後のノラは大丈夫かと気になってしょうがありませんでした。
しっぽを掴んだことや、むりやり外へ追い出したこと、ちょっと申し訳ない気持ちになったのです。
その後しばらく姿を見せずに数日後、
外でその雄ノラ猫の顔を見て、元気そうで良かったとほっとしましたよ。
ハチベエはノラが室内にさえ入らなければ、くるしゅうないご様子。
そして昨日初めてそのノラ猫にご飯上げました。とにかく腹ペコなのです。
屋内には何がなんでも入れないことを徹底し、
ただ、「メシくれーーーーー」と来たときにお出しするという距離をとっておくことに決めています。
しっぽの長ーーーーーーい猫だよ。
うちのジンジャーズと同じ毛色をした猫です。
初めてあげたご飯は多すぎた模様。
胃がかなり小さくノラ仕様なわけですね。
ほんの少ししか食べませんでした。
これは今日も腹減ったーと言って来たとき。
ほんの少しをお出しします。
目の色もうちのジンジャーズと同じ翡翠色なのです。
ワタシがそばにいると食べませんので、お皿を近くに置いて屋内へ退場。
すると食べ始めます。
(屋内の窓越しから撮影。)
それでも残しました。野良ゆえ胃がとても小さいのですね。
ワタシは、
決して触らず手なづけず名をつけず、人馴れさせず、
ノラ仕様となっている胃袋を、むやみに拡張するようなことはせず、出来る限りオタスケいたす。そう思っておるよ。
愛しているよ。