籠もる人、


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 人が引きこもるのは自分を守る最後の手段。

それほどにまで、周りの人間に疲れてしまったんですよね。

これは、本人がもう一番ツライ。

 

本人のツラさ、これはもう言葉で言い表せられないほどのキツさ、不甲斐なさ、罪悪感、これで押しつぶされてしまっていて、再起不能なほど心が折れている状態。

ここに人間恐怖、人間不信がからんでもう、大変な心の牢獄に入っちゃっているんですね。

 

鉄格子なので誰にも開けることは出来ない。

本人しか開けることが出来ない。

 

開けるには胸をアツくさせる何かが必要なんです。

これが鉄格子を溶かして外へ出るきっかけになります。

 

大好きなものはなんだろう?

今まで生きてきて心が揺さぶられるくらいの感動と共に影響を受けたものはなんだろう?

 

 

 長期化すればするほどその状態に甘えが出てきて、焦燥感も薄れ、罪悪感もなくなり、年もとって感性も鈍り惰性で引きこもり続けるようになる。

それが許される環境で本人も引きこもっていて幸せならそれでいい。

 

 

 何十年も引きこもり続ける行為に対する自分の感想は、

親に問題があったのだろうな、そして現在進行系であるのだろうなと思っています。

それ故その子は親から離れられない。

親も子を離さない。実は親が子に依存していたんだね。

子が籠もりはじめて何年も経った頃、やっと異常に気づいてももう遅い。

子の幼少期からずーーーーっとその子に依存していたんだからね。

 

子は親を無条件で愛す。

子の愛が親に健やかに受け止められて、そしてちゃんと愛されないと子は病む。

故に、親に見せつけるように引きこもる。

❛ほら見て、自分はこんなにも病んでいるよ。お前らのせいだ。❜

と親に当てつけている。

仕返しをしている、親に。

愛されなかったことへの仕返し。

違うかな?

 

 もし引きこもっていてそこに苦しさが少しでもあるのなら、

ここらで、もう許そう。

全てを許して、親を許せない自分をも許して自分をとにかくいたわって、かわいがろう。

親のことなんてもう気にすんな。

こんなに優しい心では、そりゃそうだろ、引きこもりたくもなるだろ。

もう十分だ。十分愛した。

今からは、ちゃんと自分を大切にしよう。

親のことなんてもういいんだよ、気にすんな。

そうだ、日中、お外にいつもいるお日様に会いに行ってはどうかな?

身体もお日様にあたると喜ぶよ。

 

こんなふうに引きこもる人にそう言葉をかけたい。

彼らに光を。

 

インドから愛を送る。

届きますように。