恐怖心に打ち勝った猫。
よし、この猫も一緒に よっしゃ、やったるで。
と迎えてからの数カ月は、挙動不審で(猫が)、まず私には絶対触らせない、近寄らない。いつでも逃げれるような体勢維持。
だけどキーマが大好きなハチベエ。
自分に対してのハチベエは 何かの狭間で揺れ動く。という感じで この人間に自分を触らせていいものか? いや、やっぱりだめだ!! といった心の動きがよく伝わってきました。
ここらへんが挙動不審に見えたのですね。
私は決して自分からハチベエに近づくことはせず、気長にキーマといつものように遊び、キーマを高く飛ばせてという、いつもどうりな日々。
そんなキーマと私を ハチベエはいつも少し遠くから見ていました。
この時コワイ人間観察してたんだよね。
どう接するべきか、とか、まあるい頭で色々考えて学んでいたんだよね。
自分も、「あああ、ハチベエにめっちゃ見られている。」という感覚ありましたよ。
このときはまだ、ハチベエは食べ物に物凄い執着があって、ドカ食いしていました。
ノラ生活がどれほど過酷なものか想像できます。
キーマは、ハチベエを受け入れてはいるけど、あまりにも近寄られるのは苦手で、ずいずい近寄ってくるハチベエをよく パシンってひっぱたいておりました。
どんなにパシンってやられても、ハチベエは絶対キーマに攻撃はしない。反撃しない。
微笑ましく自分はこの2匹を見守っていました。
人間コワイハチベエは夜眠るときは部屋の隅っこで身体を小さくして気配を消して眠っていました。
ノラ母さんから教え込まれたソレは 強固にハチベエの身を守るオキテ。
これがあったから、ひとりでも ちゃんと自分を守ってノラ生活をやってこれたんだもんね。
偉いねハチベエは。
そしてキーマを見つけたんだよね。