鋭利な爪を隠し持つ。
一度 動物病院へ診てもらいに行った時、
ワクチン接種して、ついでに不妊手術の日程いつ頃がいいか、とか
ノミダニの駆除のこととか、
お腹の虫の駆除の薬もらったり、
などなど諸々のケア情報を聞きまくりました。
この猫の正確なお誕生日はわかりませんが、
獣医師によると 3月の最終週の生まれであろうと。
そこで、猫の誕生日を、3月24日に勝手に決定!!!!!
この日から、毎年3月24日は特別な日。
9月になったある日、もう大人の猫と同じくらいの大きさに成長した猫の女の子。
不妊手術のため、獣医に引き渡しました。
心臓がバクバクする自分。
一時間程で終わるとのことで 待っていました。
当時は心配でこの待っている時間が非常に長く感じられました。
手術が終り、バスケットの中で眠る猫。
左脇腹を剃られて傷には血がにじんでいた。
痛み止めの薬とかは無く
化膿止めの塗り薬のみ。
自然に溶ける糸なので抜糸の必要無し。
あと一時間ほどで目を覚ますとのこと。
保護のバンデージもなく、猫が舐めて傷口開くんじゃ?とか、毛の剃られた範囲が広すぎるし 傷口から血がにじむってどうゆうこと??
とか、鼻息荒くもう過呼吸になりそうな勢いで 色々聞いたんだっけな。
とにかく、"問題ありません。"の解答しかもらえませんでした。
当時、手術することに罪悪感のような感情があって、頭痛くなるほど考えたりしました。
しかし野良猫の非常に過酷なサバイバル生活を見れば一目瞭然で、
❝あなたの目の前に現れる猫全てに対し
安全な環境で、充分な食事と水が与えられないのならば、無責任にこれ以上辛い生活を強いられる猫を増やしてはなりませぬ。❞
という考えに激しく同意します。
今現在の最善な方法は去勢 不妊手術しかありません。
家に到着し猫が眠るバスケットの入り口を開けたままベッドの上に置く。
前足や鼻周りが黒く汚れている。手術中に何があったんだろう。
目が覚めた猫。
バスケットから 痛そうに身体をゆっくり動かして出てベッドから降りようとする。
激しい痛みのせいで今まで聞いたことがない鳴き声を出している。
痛みで横にもなれず、立っていても痛い。
抱きかかえようとしたけど それも痛い。
私は胸が張り裂けそうで、ただそばにいることしかできなかった。ごめんな。
そらあ痛かろうて、たったさっきお腹切ったんだもん。
当日は何も食べず。
その痛みに耐えながら一晩。
翌日、見違えるように回復。
茹でた小魚を食べてベッドで横になる猫。
猫、よく頑張りました。
回復の早さに驚く私でありました。
その後2週間程で完全回復し、またいつもどうりの日常が始まります。