赤毛の猫。
商店の外に無造作に積み上げられたダンボール箱を1つ拝借して、子猫を中へ。
店の主も猫を連れていけと促す。
自分、なぜか涙目。
店の主に紐を貰い 子猫が外へ飛び出さないよう、箱を縛る。
そしてバイクで帰宅。
子猫を一室に開放し とりあえず水だけ飲めるよう用意し、
自分は再び外へ、トイレ用のトレイとか、猫砂とかご飯とか なんやかんや子猫に必要な物の買い出しに走る。
走る 走る。
なんだか嬉しくて嬉しくてしょうがない。
汗が滝のように流れて、この人一体どうしたの?状態。
あの時の事は 今でも鮮明に覚えている。
店と店の隙間から、自分を見つめる子猫の姿はついこの間のように覚えている。
それほど嬉しかったのだ、あの子猫との再会が。