猫のこと 4


f:id:minojix:20201020160252j:image赤毛の猫。

 

 

 商店の外に無造作に積み上げられたダンボール箱を1つ拝借して、子猫を中へ。

店の主も猫を連れていけと促す。

自分、なぜか涙目。

店の主に紐を貰い 子猫が外へ飛び出さないよう、箱を縛る。

そしてバイクで帰宅。

 

 子猫を一室に開放し とりあえず水だけ飲めるよう用意し、

自分は再び外へ、トイレ用のトレイとか、猫砂とかご飯とか なんやかんや子猫に必要な物の買い出しに走る。

走る 走る。

なんだか嬉しくて嬉しくてしょうがない。

汗が滝のように流れて、この人一体どうしたの?状態。

 

 

 あの時の事は 今でも鮮明に覚えている。

店と店の隙間から、自分を見つめる子猫の姿はついこの間のように覚えている。

 

それほど嬉しかったのだ、あの子猫との再会が。